最近、脳科学の本を読んでいて面白い言葉に出会いました。
DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)。
人がぼんやりしている時や何もしていない時に働く脳のネットワークだそうです。
難しい言葉ですが、私は説明を読んで思わず笑ってしまいました。
「ああ、私の頭の中のあれか。」
気がつくと、
「あの時あんなこと言わなければよかった」
「あの人は私のことをどう思っているんだろう」
「来月大丈夫かな」
「なんであんなことされたんやろ」
そんなことを考えています。
しかも、一度だけではありません。
何度も何度も同じことを繰り返しています。
考えているようでいて、実は同じ録音テープを再生しているだけ。
そんなことも多いのではないでしょうか。
占いに来られるお客様も同じです。
未来が不安でたまらない。
過去の出来事が忘れられない。
誰かの言葉が頭から離れない。
私自身もそうです。
だから偉そうなことは言えません。
でも最近思うのです。
私たちは頭の声ばかり聞きすぎているのではないかと。
空海は「即身成仏」という教えを説きました。
生きたまま仏になる。
そんなこと絶対無理やんと思いますよね。
でも私は最近、少し違う意味で受け取っています。
本来の自分を思い出すこと。
頭の中のおしゃべりに振り回されるのではなく、自分のもっと深いところに戻ること。
それが即身成仏の入り口なのかもしれません。
私は時々、タロットカードを一枚だけ出します。
占うためではありません。
ただ眺めるためです。
意味は調べません。
当たるかどうかも考えません。
ただ見つめます。
すると不思議なことに、
「今日はこの色が気になるな」
「この人物、なんだか疲れて見えるな」
そんな感覚が浮かんできます。
カードを見ているようで、実は自分の心を見ているのです。
答えは外にあると思いがちです。
占い師に聞く。
本を読む。
誰かに相談する。
それも大切です。
でも本当は、自分の中にもたくさんの答えが眠っているのかもしれません。
今夜、眠る前に少しだけ試してみてください。
目を閉じて、
「今の私は何を感じているだろう」
と聞いてみる。
答えが出なくても大丈夫です。
大切なのは、頭の声ではなく、心の声に耳を澄ませようとすること。
その小さな積み重ねが、本来の自分を思い出す旅の始まりなのかもしれません。
「心の声を聴く方法を学びたい方」は→【寝る前に聴く音声シリーズ①】