「引き寄せの法則」という言葉を聞くと、
“願えば叶う”
“宇宙にオーダーする”
そんなイメージを持つ人も多いと思います。でも私は最近、引き寄せはもっと静かで、もっと現実的なものなのではないかと思っています。鍵になるのは、フラクタルという考え方です。フラクタルとは、「小さい形が大きい形と似ている構造」のこと。
例えば、木の枝を見てください。枝の形って、木全体の形に似ていますよね。他にもあります。血管の形は河川の流れに似ています。肺の中の構造は樹木に似ています。自然界には、スケールが違うだけで似た形が何度も現れるものがたくさんあります。
これを“自己相似性”と言います。
私は、人間の心や現実にも、これに近いことが起きている気がしています。例えば、心の奥に「私はどうせ否定される」という感覚を持っている人がいるとします。その人の日常を見ると、『会話の中でも否定されやすい言い方をしている。恋愛でも否定してくる人を選びやすい。職場でも批判が多い環境に入りやすい。SNSでも否定的なコメントに目が行きやすい。』全部で同じパターンが繰り返されてしまいます。どこでも「否定された」と感じやすくなります。
人は無意識に、「自分が信じていること」を確認しようとします。注目する情。選ぶ行動。反応の仕方。出来事の解釈。その全部が深層にある感覚に沿って偏っていきます。
だから「否定される」と信じている人は、無意識に否定される状況を作り出します。これは“宇宙の魔法”というより、「心の構造が、現実の感じ方や行動に影響する」という話に近いのかもしれません。
だから引き寄せとは、“思えば叶う”ではなく、“内側のパターンが、外の世界にフラクタル的に投影されている”現象なのではないでしょうか。
もし世界がフラクタル的なら、小さな思考や感情の癖は、人生全体にも繰り返し現れます。
では、どうすれば変わるのか。それは、内面のパターンに気づき、そのパターンを変えること。それだけです。
少しずつでも反応を変えることが、未来の形を少しずつ変えていくのではないでしょうか。
「私は受け入れられる」という感覚が根付くと、注目する情報が変わり、選ぶ行動が変わり、関わる人が変わり、環境が変わっていきます。
これが引き寄せの、スピリチュアル抜きの説明です。
魔法じゃない。だからこそ変えられる。
小さな反応を変えるたびに、人生のフラクタルも少しずつ変わっていく。
あなたの内面には今、どんなパターンが刻まれていますか。
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