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『当たる占い師』になりたかった私

2026年7月10日 by wpmaster コメントを書く

占い師になって、もう10年になります。

正直に言うと、最初の頃のことはあまり覚えていません。

それくらい毎日が必死でした。

最初の私は、「当たる占い師にならなければ」と、そればかり考えていました。

お客様が帰られた後、

「あのリーディングでよかったのかな」

「外れていたかもしれない」

そんなことばかり考えていました。

当時は、お客様のお話を一生懸命聞きながら鑑定していましたが、今振り返ると、外れていることも多かったと思います。

だから、その後来られなくなった方もいらっしゃいました。

インターネットの掲示板に、「あげ鑑定だった」「○○はあり得ない」と書かれたこともあります。

その頃は本当にショックでした。

「もう占い師なんて続けられない」

そう思った日もありました。

それでも、生活のためでもありましたし、何より師匠が信じてくださったこともあって、私は鑑定を続けました。

不思議なものですね。

続けているうちに、

「先生、すごく当たっていました。」

「言われた通りになりました。」

そう言っていただくことが少しずつ増えていきました。

もちろん、それは嬉しかったです。

でも10年続けてきて思うのは、「当たる」ことだけが占い師の価値ではない、ということです。

人生には、答えが一つではない悩みがあります。

誰にも話せず、一人で抱えている苦しみがあります。

そんな時に、

「ここへ来てよかった。」

「話を聞いてもらえて楽になりました。」

「先生と出会えてよかったです。」

そう言っていただけることの方が、今の私には何倍も嬉しく感じます。

未来を当てることも大切です。

でも、それ以上に、その方が自分の力を思い出して帰っていかれること。

その時間をご一緒できること。

それが、今の私が大切にしている占いです。

10年前の私は、「当たること」に必死でした。

今の私は、「その人が前を向いて帰られること」を願っています。

その変化こそが、私にとって一番大きな学びだったのかもしれません。

Filed Under: マイ・ストーリー

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