2019年4月10日、人類は初めてブラックホールの「影」の撮影に成功しました。
世界中のニュースで大きく報じられたので、覚えてみえる方もいるかもしれません。
私が面白いと思ったのは、撮影されたのがブラックホールそのものではなく、「影」だったことです。
ブラックホールは光さえ脱出できないほど強い重力を持っています。
そのため、本体を見ることはできません。
私たちが見たのは、周囲の光が飲み込まれることで浮かび上がった影でした。
見えないものを、影から知る。
なんだか人生にも似ているなと思います。
私たちは普段、自分の本心を直接見ることができません。
怒りや不安、悲しみ、焦り。
そうした感情の影を通して、自分の心の状態を知ります。
占いに来られるお客様も同じです。
「なぜかわからないけれど苦しい」
「何をしたいのかわからない」
そうお話しされます。
でも丁寧にお話を伺っていくと、その奥にある本当の願いや恐れが見えてくることがあります。
見えているものではなく、見えていないものが本質だったりするのです。
ブラックホールについては、もう一つ興味深いことがあります。
現在の科学では、ブラックホールが宇宙の終点なのか、それとも新しい何かの始まりなのか、まだ分かっていません。
一部の研究者は、ブラックホールの内部で新しい宇宙が生まれているかもしれないという仮説まで考えています。
もちろん証明はされていません。
それでも私は、その発想に少し希望を感じます。
人生にも、ブラックホールのような時期があります。
仕事がうまくいかない。
人間関係が壊れる。
病気になる。
大切な人を失う。
その時は、すべてが終わったように感じます。
でも振り返ると、そこから新しい人生が始まっていたということも少なくありません。
私自身もそうでした。
苦しかった出来事の多くが、後になって人生の転機になっていました。
だから今、もし人生が真っ暗に見えている人がいたとしても、その場所が終点とは限りません。
ブラックホールが終わりか始まりか、科学はまだ答えを出していません。
でも人生は教えてくれます。
終わりだと思った場所が、実は始まりだったこともあるのだと。
だから今日も、自分の人生を信じて歩いていきたいと思います。
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