子どもが小さい頃、地域の子ども会の役員をしていたことがあります。当時の私は、とにかく真面目でした。引き受けたからにはきちんとやらなければならない。
迷惑をかけてはいけない。
人に頼るのは申し訳ない。
そんな思いで、一人で抱え込んでいました。でも結果はどうだったかというと、決してうまくはいきませんでした。やることが増えるほど余裕がなくなり、失敗も増える。周りの人との関係もどこかギクシャクしてしまう。一人で頑張れば頑張るほど、かえって迷惑をかけてしまいました。
今なら分かります。
最初から「助けてください」と言えばよかったのです。
分からないことは教えてもらえばよかった。お願いできることはお願いすればよかった。
そうしていたら、もっと笑顔で、もっと楽しくできたと思います。
あの頃の私は、助けてもらうことが怖かったのです。
頼ることへの罪悪感。
受け取ることへの申し訳なさ。
「自分でやらなければ価値がない」という思い込み。でも本当は、誰かに助けを求めることは弱さではありません。相手の「力になりたい」という気持ちを受け取ることでもあります。占いに来られるお客様にも、受け取ることが苦手な方がたくさんみえます。
「自分だけ幸せになっていいのかな」
「人に頼るのは迷惑ではないかな」
「お金をいただくことに抵抗がある」
そんな言葉をよく耳にします。
でも考えてみてください。
あなたが誰かに「ありがとう」と伝えた時、
「いえいえ、そんなことないです」
と強く否定されたら、少し寂しくありませんか。感謝を伝えたのに、受け取ってもらえなかった気持ちになります。受け取るとは、相手の気持ちを大切にすることでもあるのです。実は豊かさも同じです。お金も、感謝も、愛情も、人とのご縁も。流れ込んできたものを受け取る器が閉じていると、せっかくのものが通り過ぎてしまいます。受け取れない人の多くは、子どもの頃から「我慢しなさい」「遠慮しなさい」「自分だけずるい」と言われ続けてきたのかもしれません。
でも、もう大人です。
少しずつ練習してもいいのではないでしょうか。
「ありがとう」と言われたら、「ありがとうございます」と返す。
褒められたら、「そんなことないです」ではなく、「嬉しいです」と受け取る。最初は照れくさいかもしれません。でも、その小さな一歩が、自分を大切にすることにつながります。豊かさとは、奪うことでも我慢することでもありません。与えることと受け取ることが自然に循環することです。
さて、今日のあなたは何を受け取りますか。
「受け取る力を育てたい方は→【寝る前に聴く音声シリーズ①】
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